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アップルは建築的にも魅力がいっぱい

今度中国杭州にオープンしたアップルストアはシンプルで美しい。
なんと表は15m高さのガラスのはめ込みしかなく柱の存在が無い、両側からの梁の存在もなく、屋根面まで薄いのでパネル構造になっているのかなど頭がよぎる。2階部分キャンティーで出ている光天井もそのまま2階の床面でそこも柱の存在が無い。
これを手がけているのはイギリスの建築家ノーマン・フォスター氏、今アメリカで円形のアップル本社を建設中でそれも手がけている人物です。
20年ちょと前になますが、香港へ行った時、香港上海銀行本社ビル(同氏設計)の中を見学した時その凄さに圧倒した記憶があり、金属とガラスで構成された建築は当時は近未来的なイメージですごく感動しました。
今はそのイメージをより繊細に出来るだけ金属的なものを可能な限りそぎ落とした方向へ行っているようです。

ap2.jpg
2年程前に計画した住宅で施主より円形のガラス階段のご希望で計画したことがあり、その時はアップルストアのNY5番街のガラス円形階段を参考にしてガラスメーカーと階段製作の横森製作所と打ち合わせしたことを思い出します。
ガラスはセントリガラス/デュポンで12mm+フィルム付3枚合わせ強化ガラスで両サイドに爪を出して裏側からステンレスボルトの化粧止メで設計しましたが、杭州の階段はボルトが無いようですね。差し込みだけみたいです。
残念ながら自分の物件は実現はしませんでしたが、この階段造ってみたいですね、美しい!!

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