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COLUMN 2016年1月

シンプルに造ること

飯塚の住宅(K-House)2014完成、キッチン廻り・・・キッチン:アムスタイル                                   
床:ダグラスファー(米杉)300mm☓20mm☓3,000mmにオスモ塗装拭き取り仕上
巾木:12mm目透かし
壁・天井:紙貼りの上漆喰ペイント仕上
キッチン背面壁(マグネット壁):ガルバリウム鋼板(白)張り


最近はシンプルに物を造ることは出来るだけ心がけしているが、ただシンプルなだけが良いのではなくそこに引き込まれる様な魅力的な「何か!」を追求することでシンプルだけどいいよね!となる様にしたいと思っている。
そこには素材的な選択と組み合わせも必要だし、そして機能的な部分も要求され、それを満足させる必要も出てくる。
それぞれを一つにバランスよく完成させなければならない。

・素材の選択とディテール
 素材は必要とされる要求に満足させられるかによって選択する必要がまずあります。
 可能な限り自然素材の物、長く使える物、肌さわりなどの触覚的な部分、視覚的な好みなどで選択されるでしょう。
 ディテールに関しては無駄なライン、必要性の無いデザインが入らないこと、素材同士の取り合い(ぶつかる部分)がシンプルに納められるかなど

・コストとの戦い
最近の建築費の高騰は建物を建てるが側、設計する側からも頭を悩ませているかと思います、1,2年前は出来ていたものが今では1割~2割、いやそれ以上割高になっていて見積段階でストップということもザラにあることです。
比較的安くて素材感もある素材をシンプルなディテールでカッコ良く見せることが出来ればそれが一番いいのに越したことはありませんが、そこがなかなか難しい所です。やはりいいなと思うような素材は高いのが現実、どこでまで妥協するかが難しいのですがやはり全体的なバランスになってくるかと思います。ある部分だけが際立っても・・・?という感じがします。

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